『パート』とは、『正社員』とは
最初に、パートと正社員の立場を改めて確認しておきましょう
パートとは、
- part-timer(パートタイマー=パートタイム労働者)のこと
- 短時間で働くことを意味
- 雇用期間はパートでは契約上定めがある場合とない場合があり
- 主婦(主夫)が週に数回、空き時間を利用して働くことを指す方が多い
正社員とは、
- 「正規社員」会社の規定に従って直接雇用
- 雇用期間に定めがない労働者を意味
- 会社は基本的に長期間労働、会社の利益に積極的にかかわることを期待して採用
パートと正社員の違いは4つ
- 労働時間
- 仕事内容
- 待遇と福利厚生
- 社会的信用
詳しく説明していきます!
労働時間の違い
- 正社員は会社が決めた所定労働時間の勤務
- パートは労働時間の範囲で、自分の都合に合った時間帯で働くことができます。
仕事内容の違い
- 正社員は責任のある仕事を任され、経験を積むにつれ仕事の幅や責任の範囲も広くなります。
- パートは正社員の指示の元で働き、会社のサポート的な業務が多い
待遇と福利厚生
- 正社員は、成果に応じた昇級や賞与、昇進制度があります
- パートは正社員ほどの昇給はなく、賞与、昇進の機会はほとんどありません。有給や産休は取得できますが、取得するのに働いている期間などの条件があります。
社会的信用
- 正社員は無期雇用で長期的に安定した収入を得られやすい、住宅ローン借り入れやクレジットカードの申請などの審査に通りやすい
- パートは収入が不安定だと見なされることが多く、正社員に比べ社会的信用は低くなりやすい。
パートで働きたいと考えている人が、会社に求めている4つのこと
- 自分の都合に合わせて自由に曜日・時間帯を選びたい
- 仕事を掛け持ちしやすい
- 短期・単発の仕事がある
- 辞めやすい
それでは解説してきます
自分の都合に合わせて自由に曜日、時間帯を選びたい
- 家庭や学業と仕事のバランスをとりたい人がパートで働きたいと
- 空いた時間で働きたいと思っているため
- 曜日と時間帯は、個々の家庭事情で変わるので、自由に選びたい
仕事の掛け持ちがしやすい
- 曜日や時間を調整すれば、複数の仕事を掛け持ちして収入アップを図ることができます。
- (※企業によっては禁止、許可制にされている場合があります。)
短期・単発の仕事がある
- 短期の仕事の求人が多くある。
- 都合に合わせて空いた時間を有効活用できます。
辞めやすい
- それほど大きな責任を持つことが少ないため、辞めやすい
- 急に辞められる方も多くいる(※ただし会社にとってはすごく迷惑)
会社がパートさんに求めていること5つ
- パートも正社員も同じ労働者
- 人手不足、代わりになる人がいない、正社員がやるべき仕事もパートさんにカバーしてもらいたい
- パートでも責任はある、正社員が急に休んでも代行で業務に支障をきたすことが少ない仕事をしてほしい
- 仕事の割り振りを決めるのは会社。会社のやり方に納得できる人
- すぐに辞めて欲しくない、長期で働いてほしい
なぜ?パートさんが辞めてしまう理由
上記の内容を擦り合わせたらわかると思いますが
考え方、求めてることが違う
- 仕事が辛くても、給料が安くても『経験を積むため』『やりがいを感じる』と思ってもらえる職場でないということ
- 長く勤めてもしょうがないと思うので、すぐに辞めてしまいます。
- 働いてみたら、とても大変で、辛くて、ついていけないと思う人もいます
- 職場が合わないのなら、無理して頑張っても、辛くなるので、無理して欲しくはありません
- 急に辞められると、会社に迷惑がかかるので、1カ月前に退職の意思を伝えることが理想です。ただし無理はしてはいけません。
面接時に、しっかり希望を伝えておこう
- 勤める前に、自分の勤務できる曜日、時間帯など「週に何日、〇時から〇時まで〇時間程度」など具体的に伝えておきましょう
- 努めてから、労働時間と曜日が合わない場合、お互い辛くなります。
- 「一日3時間しか働けません」など言い切るのは避け、希望はこれだが、できる限り都合に合わせる、「月に〇回程度なら可能です」など、譲歩する姿勢を見せると好印象だと思います。
- 小さな子供さんがいるご家庭は、「急な発熱など病気の場合はお休みさせていただくこともあると思います」と、伝えましょう。「相談しながら可能な範囲で出勤できるよう調整いたします」など譲歩の姿勢を見せると好印象になります。
- 無理なことは、ちゃんと伝えましょう。できもしないことを、出来ると伝えてしまうと、勤めだしてから、「話が違う!」と会社や職場の方に責められるかもしれません。
感想・まとめ
私が思う、会社が求めていること、パートさんが求めていることをまとめてみました
やはり、考え方、求め方、目指す方向が違うと、長く勤めようとは思いません
会社側も、面接の時に、ある程度希望を伝えてもらえる方が、もし採用した時にすぐ辞められたり、従業員との揉め事にもなりますので、なるべく面接の時に希望を伝えておく方がいいと思います
あまりはっきり、「できません」と言われると、採用したくなくなりますので、言葉選びは気をつけてください。
できないことを出来ると思われないように、できないことはできないと伝えることも大切です
早めに伝えてもらえれば、調整することができるなど、譲歩ができる方法を上手に伝えると好印象になります。
どのような質問にもネガティブな発言は避け、ポジティブな表現で前向きな姿勢を伝えることも大切です
お互いにメリットがあり、円満な関係を築けるように頑張っていきましょう!
ここまで読んでいただいてありがとうございます!
お役に立てたのなら嬉しいです!
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